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そもそもLGBTとは何か?






LGBT1.jpg
http://www.nature.com/news/diversity-pride-in-scie...



lgbt_hand.jpg
http://www.stopbullying.gov/blog/tags/LGBT-Youthから引用




女性同性愛者(L=レズビアン)




男性同性愛者(G=ゲイ)




両性愛者(B=バイセクシャル)




生まれた時に法律的、社会的割り当てられた性別にとらわれない




性別の在り方を持つ人(T=トランスジェンダー)





となります。






また、性同一性障害の当事者たちが自らトランスジェンダーと呼ぶこ事も多い。






トランスジェンダー以外は医学的な疾患名であるが




トランスジェンダーは自分達の生き方にプライドを持っていて





名乗る時に使用されている言葉からの理由なのです。






LGBTは当事者が自分たちの事をポジティブに語る言葉とし



北米やヨーロッパなどで使い始められて、最近では日本でも使われるように





なってきているのだ。日本語で言うと性的少数者、性的マイノリティーという





言葉も、同じ意味合いで用いられている。










LGBTの働きやすい職場はどんな事が出来るのか








最近では、大手雑誌のメディアなどLGBTの特集を組む事が多くなりました。





日本の大きな企業でもLGBTに対して関心が高まっているのです。





最近は大企業の研修に呼ばれる事も増えましたが




職場でもLGBTである事で困っている人は結構います。




アンケートで、就職活動の時、困難を感じた事がある人は




LGBで40%、トランスジェンダーは70%という結果が出ました。






職場で差別的な言動がある、という人は当事者で57%





非当事者で40%となりました。



非当事者が何気に発した、結婚、子供の話題




または、好きな芸能人は誰?と言った話が、当事者には答えに詰まってしまう事があります。





トランスジェンダーである事をカミングアウトし、それが元で解雇されてしまうケースもあり





ゲイである事で上司から目をつけられ、昇進差別にあうなど




実際にある事なのです。




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そういう事で心を病んでしまう人も多く、鬱を経験している人は




LGBの中で25%、トランスジェンダーは35%となっています。





トランスジェンダーは排泄障害や膀胱炎を経験の人も多く




見た目が中性的な人は男性用トイレでも女性用トイレでも




怪しい目で見られてしまう事が多く、その事でトイレを我慢してしまう傾向にあります。




そして、当事者で年収200万円未満の人では34%となり





働きにくい職場である事が貧困の問題にも繋がっていってしまうのです。








世界では、同性愛者である事が罪な国が、まだまだ沢山あるのが現実です。



一方、同性結婚が出来る国、差別禁止法があって同性愛者を差別する事が





罪になる国もあります。日本は罪にはならないが




特に権利がある訳ではありません。




だが、企業は取り組みが求められているのです。






国連人権理事会で雇用の場を含む差別に対する禁止が決議されたのです。





日本政府も賛同していて、欧州議会でモノやサービスにおいて



差別禁止もロードマップとして決議されているのです。




LGBTが気持よくて、使えるサービスじゃないと



ヨーロッパで商売出来なくなるという事なのです。





アメリカではNPOが企業の取り組みを審査し、LGBTが働きやすい会社として





満点の100点を認めると「Best Place To Work」の





ロゴが使用出来るようになります。






海外企業の取り組みを見たりすると、最初に目をつけた会社はお酒のメーカー




次は、レジャー業界です。





長く付き合って結婚し、一緒に子供を育てたりするLGBTのカップルが




出始める事で、生命保険なども取り組むようになったのです。




日本では、携帯電話の大手3社の家族割では同性カップルが適用となりました。





それに京都のお寺とホテルグランヴィア京都では





同性婚の宿泊パッケージを設定していて、海外からの旅行客向けに対して




英語のパンフレットも作っているのです。このキャンペーンでは





LGBTのお客さんが増えたという事実もあります。







LGBTが従業員、お客さん、投資家と色々います。




企業は偏らないようにバランスを取って、取り組む必要があるのでは?と






思います。従業員から見ると企業はLGBTであるか否かに関係なく





良い人材を従業員に採用し、当事者が鬱で休んでしまうよりも






前向きに働いている方がいい。




居心地が悪くなり、退職してしまうよりも長く働いてもらった方がいいと思います。






これはある雑誌で書いていましたが、LGBTに関して



知らない事はリスクだ、と書いてありました。




だが、一歩進み、今何もやらない事はリスクだけではなく




損失だと、むしろ思います。




もし何もしなかったら、差別的言動は放置していて、当事者は嫌な気持ちを持ち続けてしまうのです。






何か他のキッカケがあったりすれば、「ここにいても・・・」と





あっさり辞めてしまうのです。




この事は会社にとっても、ビジネスにとっても、決していい事ではありません。





LGBTに対して、何かを始める事は、その事を当事者と





一緒に考えてもらえれば、良い方向に向かうのでは、と思います。
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